iPhoneの赤い時計が突然表示されると怖いですよね。
その赤い時計は故障ではなく、iPhoneに標準で備わっている「正常な機能」のサインです。
赤く表示されるのは、iOS 17で追加された「スタンバイモード」あるいは「睡眠集中モード」「画面収録」という3つのパターンが考えられます。
この記事では、iPhoneの時計や画面が赤くなる3つの原因と、消すための方法をスクショを交えて紹介していきます。
元の画面に戻す参考になれば幸いです。
あなたの「赤い時計」はどれ?3つの原因
まず、あなたのiPhoneの画面がどのパターンに当てはまるか下の3つから選んでください。
- 画面全体に、デジタル時計が大きく赤く表示されている
- ロック画面の時計の文字が、淡い赤色になっている
- 画面左上の時刻表示の背景が、楕円形に赤く光っている

当てはまる原因の項目をタップしたら対処法の項目に飛びます
- 1 の場合 → 原因1:スタンバイモード
- 2 の場合 → 原因2:睡眠集中モード
- 3 の場合 → 原因3:画面収録・マイク使用中
原因1:【スタンバイモード】充電中に表示される大きな赤い時計
iOS 17から追加された「スタンバイモード」の夜間表示です。
iPhoneを充電スタンドなどに置いて、置き時計のように使うための機能で、周囲が暗くなると目に優しい赤色の表示に自動で切り替わります。
どういう時に表示される?
以下の3つの条件がそろうと表示されます。
- iPhoneが充電中である
- iPhoneが横向きに固定されている
- 周囲の環境が暗い
iPhoneの赤い時計は充電中で横向きに立てかけられている時で周りが暗い場合だけ表示されるようになっています。

充電中でも平らな場所に寝かせて置いていたり、縦に立てかけていると機能しないんですね。

この赤い時計は夜間モードをオフにするか、スタンバイモード自体をオフにして表示しないようにするかで消すことができます。
赤い時計の消し方
それでは、夜間モードをオフにして赤い時計を消す方法を説明していきますね。
まずiPhone本体の設定を開きます。

設定を開き下にスクロールしていくとスタンバイという項目があるのでそれを選択してください。

スタンバイ内の項目「夜間モード」のボタンを押してオフにしましょう。

以上の手順で赤い時計が表示されることは無くなります。
またこの機能自体が必要なく、表示されないようにしたい時は、下の画像のようにスタンバイ内の項目「スタンバイ」のボタンを押してオフにするとスタンバイモードが機能しなくなり、充電中に横向きに立てかけていても何も表示されなくなります。

赤い時計だけじゃなく写真も表示できる
実はスタンバイモードでは時計だけでなく写真も表示することができるんです。
スタンバイモードでは何も操作していない場合、左側にアナログ時計で右側にカレンダーが表示されますが、設定を少し変えるだけで好きな写真を表示できるようになります。
ここからは写真を表示できるようにする設定方法を解説していきます。
これが何も設定していない場合に表示されるスタンバイモードの画面です。

この画面を左にスクロールして次の画面に移動するとiPhoneの画面いっぱいに写真が表示されるようになります。

写真が表示されている画面を長押しすると表示する写真の選択画面が出てきます。
ランダムに写真を表示したい場合はこの中の項目から選択すると良いと思います。

好きな写真だけを表示したい場合は、画面左上にあるプラスボタンを押して設定していきます。
ここでは説明用に作成したスタンバイモード1というアルバムを選択してみます。

これで、おすすめ・自然・都市などの色々な項目の中に新しいアルバムが追加されました。
最後にこの追加したアルバムをタップして完了を押すとそのアルバムがスタンバイモード中に表示されるようになります。

好きな写真だけを表示したい場合は、写真表示の設定前にiPhone内の写真アプリでアルバムを作っておくと良いです。
原因2:【睡眠集中モード】ロック画面の時計が淡い赤色になる
淡い赤になるのは「睡眠集中モード」がオンになっているサインです。
あなたが設定した就寝時間になると、安眠を妨げないように通知や着信を制限し、画面を暗くしてくれるようになっています。
どういう時に表示される?
- ヘルスケアアプリで設定した「睡眠スケジュール」の時間になった時
- 手動で「睡眠集中モード」をオンにした時
消し方・設定方法

睡眠集中モードはコントロールセンターから解除できます。
- 画面の右上隅から下にスワイプして「コントロールセンター」を開きます。(ホームボタンのある機種は下から上にスワイプ)
- 月のマークがある「集中モード」のパネルをタップします。
- 点灯している「睡眠」をタップしてオフにします。
これを試しても勝手にオンになる場合は、「設定」→「集中モード」→「睡眠」と進み、スケジュールの設定を見直しましょう。
原因3:画面収録・マイク左上の時計の背景が赤くなる
これは、「画面収録中」または「マイクが使用中」であることを知らせるためのプライバシーインジケータです。
使っているアプリでいつのまにか画面収録やマイクがオンになっていないか、気付かせてくれる機能です。
どういう時に表示される?
- コントロールセンターから「画面収録」を開始した時
- LINE通話、ボイスメモ、ビデオ撮影など、マイクを使用するアプリがバックグラウンドで起動している時
消し方・設定方法

画面収録されているか、マイクが使われているかによって消し方が違います。
A:画面収録を停止する
自分で画面収録を開始したのを忘れていた場合は、以下の手順で停止します。
- 左上の赤い表示をタップします。
- 「画面収録」というポップアップが表示されるので、「停止」をタップします。
B:マイクを使用しているアプリを閉じる
どのアプリがマイクを使っているか分からない場合は、アプリを完全に終了させます。
- Appスイッチャー(画面下から中央へスワイプして止める)を開きます。
- 起動中のアプリが一覧表示されるので、マイクを使っていそうなアプリ(通話アプリ、SNSアプリなど)の画面を上にスワイプして終了させます。
赤以外にもある!オレンジや緑の点は何?
赤い表示以外にも、iPhoneはプライバシー保護のために色でサインを送ってくれます。
オレンジの点: マイクがどこかのアプリで使われています。
緑の点: カメラがどこかのアプリで使われています。

どちらもも故障ではないので、覚えておくと安心です。
スタンバイモードはなんのためにある?
スタンバイモードは設定で文字の色を変えたり他のアプリを使ってカスタムしたりしてスマホのロック画面をおしゃれにすることができます。
また、スタンバイモードでは設定次第で時計やカレンダー以外のものを表示する等色々な使い方があります。
自分が普段から使っているアプリ等を表示しておくと作業中や朝起きた時にパッと見るだけで必要な情報をゲットすることができますね。
スタンバイモードができない?対応機種一覧
スタンバイモードができないのは、使っているiPhoneの機種が対応していない場合があります。
下がスタンバイモードに対応している機種一覧です。
iPhone SE(第2世代以降) |
iPhone XR |
iPhone XS |
iPhone XS Max |
iPhone 11 |
iPhone 11 Pro |
iPhone 11 Pro Max |
iPhone 12 |
iPhone 12 mini |
iPhone 12 Pro |
iPhone 12 Pro Max |
iPhone 13 |
iPhone 13 mini |
iPhone 13 Pro |
iPhone 13 Pro Max |
iPhone 14 |
iPhone 14 Pro |
iPhone 14 Pro Max |
iPhone 14 Plus |
iPhone 15 |
iPhone 15 Pro |
iPhone 15 Pro Max |
iPhone 15 Plus |
どの機種もIOS17以降へのアップデートが必要なので気を付けましょう。
iPhoneの赤い時計に関するよくある質問(FAQ)
iPhoneの赤い時計が怖い!まとめ
iPhoneの赤い時計の消し方やスタンバイモードの設定方法について紹介してきました。
最後に記事の内容をまとめたいと思います。
- 赤い時計は夜間モードをオフにするかスタンバイモード自体をオフにすると消せる
- 設定を変えると赤い時計やカレンダーだけでなく好きな写真を表示できる
- スタンバイモードでロック画面をオシャレにカスタムできる
- スタンバイモードに対応していない機種がある
突然赤い時計が画面に出てくるとビックリしますが、落ち着いて設定を変えてみましょう。