AirPodsの「探す」で位置情報が更新されないのは、バッテリー切れやBluetoothの範囲外など、iPhoneとAirPodsが正常に通信できていないことが主な原因です。
この問題は、いくつかの設定を見直したり、機能の仕組みを理解したりすることで解決できる場合があります。
この記事のメイントピック
- AirPodsの位置情報が更新されない9つの原因と即時対処法
- バッテリー切れやオフライン状態のAirPodsを探すための具体的な方法
- すべての手を尽くしてもAirPodsが見つからない場合にすべきこと
この記事を読めば、なぜ位置情報が更新されないのかが明確になり、状況に応じた最適な対処法が見つかります。
大切なAirPodsを見つける可能性を少しでも上げるために、ぜひ最後まで読んでみてください。
AirPodsの探すで位置情報が更新されない9つの原因と即時対処法
AirPodsの「探す」機能で位置情報が更新されないのは、多くの場合、AirPodsがiPhoneと通信できない状態にあるためです。
慌てずに、まずは落ち着いて原因を探ってみましょう。
考えられる原因と、すぐに試せる対処法はこちらです。
位置情報が更新されない主な原因
- AirPodsのバッテリーが切れている
- 充電ケースに入っていて、フタが閉まっている
- iPhoneのBluetoothがオフになっている
- AirPodsがBluetoothの接続範囲外(約10m以上離れている)にある
- iPhoneが機内モードになっている
- iPhone自体がインターネットに接続されていない
- iPhoneの「探す」に関する設定が間違っている
- 一時的なシステムの不具合
- 人が多い場所で電波が干渉している
これらの原因を一つずつ確認することで、解決の糸口が見つかるはずです。
特にバッテリー切れやBluetoothの範囲外は、よくあるケースなので最初にチェックしてみてくださいね。
バッテリー切れやオフライン状態のAirPodsを探すための具体的な方法
バッテリーが切れていたり、オフラインだったりしても、諦めるのはまだ早いです。
「探す」アプリは、AirPodsとの通信が途切れた最後の場所を記録してくれています。
まずはその場所に見当をつけて、探しに行くのがおすすめです。
「最後に確認された場所」を調べる手順
- iPhoneやiPadで「探す」アプリを開きます。
- 下のメニューから「デバイスを探す」を選びましょう。
- リストの中から、あなたのAirPodsをタップします。
- 地図上に、最後に通信が確認された場所と時間が表示されます。
もしその場所に行っても見つからない場合は、「通知」機能を設定しておくと良いでしょう。
誰かのiPhoneの近くを通った時に、その位置情報があなたに通知される可能性があります。
この機能があれば、見つかるチャンスがぐっと上がりますよ。
AirPodsを探す機能がリアルタイムで現在地を追跡するものではない理由
AirPodsの「探す」機能は、GPSのようにリアルタイムで動きを追いかけるものではありません。
なぜなら、AirPods自体にGPS機能が内蔵されていないからです。
AirPodsの位置情報は、あなたのiPhoneやiPadとのBluetooth接続によって決まります。
つまり、iPhoneが近くにある時だけ、その位置を特定できる仕組みなのです。
例えば、電車にAirPodsを忘れてしまったとします。
そのAirPodsの近くにあなたのiPhoneがなければ、たとえ電車が移動しても位置情報は更新されません。
地図に表示されるのは、あくまで最後にあなたのiPhoneと接続していた場所になります。
この仕組みを理解しておくと、いざという時に慌てず冷静に対処できますね。
紛失モードの正しい設定方法とその効果
万が一AirPodsをなくしてしまったら、「紛失モード」をすぐに設定しましょう。
このモードを設定すると、第三者があなたのAirPodsを使えないようにロックできます。
さらに、拾ってくれた人があなたの連絡先を見られるように設定することも可能です。
紛失モードの設定手順
- 「探す」アプリを開き、「デバイスを探す」からAirPodsを選びます。
- 画面を下にスクロールし、「紛失としてマーク」の「有効にする」をタップします。
- 画面の案内に沿って進み、連絡先の電話番号やメッセージを入力しましょう。
この設定をしておけば、誰かがあなたのAirPodsを見つけてケースを開けた時に、その人のiPhoneにあなたのメッセージが表示されます。
善意のある人が拾ってくれた場合に、戻ってくる可能性を高めるための大切な機能です。
ケースに入れたAirPodsや片耳だけの位置情報はどのように表示されるのか
AirPodsが充電ケースに入っている状態だと、正確な位置情報を見つけるのは少し難しくなります。
ケースのフタが閉まっていると、AirPods本体がスリープ状態になるためです。
そのため、「探す」アプリでは最後にケースが開けられた場所が表示されることが多いです。
片耳だけなくした場合
片方のイヤホンだけをなくした場合は、地図上に左右別々の場所が表示されることがあります。
例えば、右耳を家に忘れて、左耳だけを持って外出した場合などが考えられます。
その際は、アプリで探したい方のイヤホンを選択して探すことができますよ。
また、両方が同じ場所にある場合は、地図上には一つのアイコンだけが表示されます。
家の中で見つからないAirPodsを音で見つける方法
「部屋のどこかに置いたはずなのに見つからない!」そんな時は、音を鳴らして探す機能がとても便利です。
「探す」アプリを使えば、近くにあるAirPodsから「ピピピッ」という電子音を再生させられます。
この機能は、AirPodsがケースの外にあり、Bluetoothの範囲内にある時に使えます。
「サウンドを再生」の操作手順
- 「探す」アプリを開き、「デバイスを探す」タブをタップします。
- あなたのAirPodsを選択してください。
- メニューの中から「サウンドを再生」をタップします。
音が鳴り始めたら、その音を頼りに探してみましょう。
クッションの下やカバンのポケットなど、意外な場所から見つかるかもしれません。
ただし、ケースに入っていると音が聞こえにくいので、その点は注意してくださいね。
位置情報が更新されない時に確認すべきiPhoneの設定項目
もし位置情報がうまく更新されないなら、iPhone側の設定が原因かもしれません。
AirPodsを探すためには、いくつかの設定が正しくオンになっている必要があります。
一度、設定画面を見直してみましょう。
確認すべきiPhoneの設定4項目
- Bluetoothはオンになっていますか?
(「設定」→「Bluetooth」) - 位置情報サービスは許可されていますか?
(「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」) - 「iPhoneを探す」は有効ですか?
(「設定」→「[あなたの名前]」→「探す」→「iPhoneを探す」) - 「”探す”ネットワーク」に参加していますか?
(「設定」→「[あなたの名前]」→「探す」→「iPhoneを探す」内)
特に「”探す”ネットワーク」は、オフラインのデバイスを見つけるための重要な機能です。
この設定がオンになっているか、必ず確認することをおすすめします。
すべての手を尽くしてもAirPodsが見つからない場合にすべきこと
いろいろ試してもどうしてもAirPodsが見つからない時は、とても残念ですが、次の行動に移りましょう。
まずは、最寄りの警察署や交番に遺失届を提出することをおすすめします。
もし誰かが届けてくれていれば、連絡が来る可能性があります。
次に、Appleのサポートに連絡して、紛失したことを伝えるのも一つの手です。
その際、製品のシリアル番号が分かっていると、手続きがスムーズに進みます。
また、AirPodsは片耳や充電ケースだけでも、Apple Storeや正規サービスプロバイダで購入できます。
新しく一式を買い直すよりも費用を抑えられる場合があるので、検討してみてください。
【まとめ】AirPodsの位置情報が更新されない時に試すべきこと
この記事では、AirPodsの「探す」機能で位置情報が更新されない原因と、その対処法について詳しく見てきました。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
AirPodsの位置情報はリアルタイムで追跡されるわけではなく、iPhoneとのBluetooth接続が途切れた「最後に確認した場所」が記録される仕組みです。
バッテリー切れやオフラインの状態でも、この最後の位置情報を頼りに探すことが基本となります。
家の中など近くにあるはずなのに見つからない場合は、「サウンドを再生」機能が有効です。
万が一、紛失してしまった場合は、すぐに「紛失モード」を設定し、第三者による不正使用を防ぎましょう。
ケースのみや片耳だけをなくした場合でも、「探す」機能は役立ちます。
これらの対処法を試しても見つからない場合は、警察への遺失届の提出や、Appleサポートへの連絡を検討してください。