LINEのバックアップが30%などの途中で止まってしまう問題は、iCloudやGoogleドライブの容量不足、またはWi-Fiの通信環境が原因であることがほとんどです。
多くの場合、専門的な知識がなくても、簡単な確認と対処法で解決することができます。
この記事のメイントピック
- LINEのバックアップが進まない時に考えられる5つの原因
- iCloudやGoogleドライブの空き容量を確保する具体的な手順
- 通信環境の見直しやキャッシュ削除など、すぐに試せる対処法
この記事を読めば、なぜバックアップが終わらないのかがはっきりとし、ご自身の状況に合った解決策を見つけることができます。
大切なトーク履歴を失わないためにも、ぜひ最後まで読んで一つずつ試してみてください。
LINEのバックアップが30%で止まる主な原因と最初に試すべきこと
LINEのバックアップが30%などの途中で止まってしまう時、多くはスマホの設定や通信環境が原因です。
慌てずに、まずは簡単なことから試してみるのが解決への近道ですよ。
考えられる主な原因はこちらです。
- iCloudやGoogleドライブの容量不足
- Wi-Fiの接続が不安定
- スマホやLINEアプリの一時的な不具合
バックアップは大切なトーク履歴を保存する大事な作業。
だからこそ、うまくいかないと焦ってしまいますよね。
でも、多くの場合はこれから紹介する方法で解決できます。
最初に、お使いのスマホを一度再起動してみてください。
これだけであっさり問題が解決することもあるので、まずはお試しを。
バックアップが進まない時に考えられる5つの原因
LINEのバックアップが終わらない場合、原因はいくつかのパターンに絞られます。
自分のスマホがどの状態に当てはまるか確認することで、何をすればいいのかがはっきりしますよ。
主な原因として考えられるのは、こちらの5つです。
- iCloud・Googleドライブの空き容量が足りない
- Wi-Fiの通信環境が悪い
- LINEやスマホのOSのバージョンが古い
- スマホ本体のストレージ容量が足りない
- LINEアプリ内にキャッシュが溜まりすぎている
特に、写真や動画をたくさんやり取りしていると、バックアップするデータ量も大きくなります。
そのため、保存先となるiCloudやGoogleドライブの容量不足が、一番よくある原因なんです。
まずはご自身のスマホの空き容量からチェックしてみましょう。
iCloudやGoogleドライブの空き容量を確保する具体的な手順
バックアップを保存するには、保存先であるクラウドストレージに十分な空きが必要です。
iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleドライブの容量を確認して、足りなければ空きを作りましょう。
iPhoneでiCloudの空き容量を確認・確保する方法
- 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前をタップします。
- 「iCloud」を選択すると、使用状況のグラフが表示されます。
- 「アカウントのストレージを管理」をタップすると、何が容量を使っているか詳しく見られます。
- 不要なアプリのバックアップをオフにしたり、「写真」から不要なデータを削除したりして容量を確保しましょう。
AndroidでGoogleドライブの空き容量を確認・確保する方法
- 「Googleドライブ」アプリを開きます。
- 左上の三本線のメニューアイコンをタップします。
- 「ストレージ」を選択すると、現在の使用量が表示されます。
- 容量を圧迫している大きなファイルなどを確認し、不要なものを削除して空き容量を増やしてください。
安定したWi-Fi環境でLINEのバックアップを成功させるコツ
LINEのバックアップには、大量のデータを一度に通信するため、安定したWi-Fi環境が欠かせません。
通信が途中で途切れてしまうと、バックアップも止まってしまいます。
快適な通信環境を整えるためのコツをいくつか紹介しますね。
- Wi-Fiルーターの近くで操作する
- 電子レンジなど、電波を妨害する家電から離れる
- 可能であれば、他の機器のWi-Fi利用を一時的に止める
- Wi-Fiルーターとスマホを再起動してみる
- モバイルデータ通信はオフにして、完全にWi-Fiだけで接続する
特に、バックアップのデータサイズが大きい場合は、時間がかかることもあります。
寝る前など、スマホをあまり使わない時間帯に充電しながら行うのがおすすめですよ。
LINEアプリのキャッシュを削除して不具合を解消する方法
LINEを毎日使っていると、表示を速くするための「キャッシュ」というデータがどんどん溜まっていきます。
このキャッシュが溜まりすぎると、アプリの動作が不安定になり、バックアップの妨げになることがあるんです。
キャッシュを削除しても、友だちリストやトーク履歴、写真などが消えることはないので安心してください。
キャッシュを削除する手順
簡単な操作でキャッシュをきれいにできます。
- LINEの「ホーム」画面を開き、右上の歯車マーク(設定)をタップします。
- 「トーク」を選択してください。
- 「データの削除」をタップします。
- 「キャッシュ」の項目にある「削除」をタップすれば完了です。
定期的にこのキャッシュの削除を行うと、LINE全体の動作も軽くなることがあります。
バックアップがうまくいかない時は、一度試してみる価値がありますよ。
機種変更で失敗しないためのLINEバックアップに関するよくある質問
機種変更を前にしてバックアップが止まると、本当に焦りますよね。
ここでは、皆さんが不安に思う点について、Q&A形式でお答えします。
Q. バックアップにはどのくらいの時間がかかりますか?
A. トーク履歴のデータ量や通信速度によって大きく変わります。数分で終わることもあれば、数時間かかる場合もあります。夜寝る前など、時間に余裕がある時に行うのがおすすめです。
Q. 99%で止まって100%になりません。
A. 99%で止まるのは、バックアップの最終処理に時間がかかっているケースが多いです。特にデータ量が多い場合、ここから時間がかかることがあります。焦らず、もう少し待ってみましょう。それでも終わらない場合は、通信環境の見直しや再起動を試してください。
Q. トーク履歴以外には何がバックアップされますか?
A. iCloudやGoogleドライブへのバックアップは、基本的にトーク履歴(テキストメッセージ)のみです。写真や動画は、トークルームの「アルバム」や「ノート」に保存しておくことで、引き継ぐことができます。
最終手段として試したいPC版LINEでトーク履歴を保存するやり方
いろいろ試してもスマホでバックアップできない時の、最後の手段としてPC版LINEを使う方法があります。
これはスマホのように全てを復元できる正規のバックアップとは少し違います。
あくまでテキスト形式でトーク履歴をパソコンに保存しておく、という緊急避難的な方法です。
PC版LINEでトークを保存する手順
- パソコンでPC版のLINEにログインします。
- 保存したい相手とのトークルームを開いてください。
- 画面右上の「…」(設定)をクリックします。
- 「トークを保存」を選択し、保存場所を指定すれば完了です。
この方法では、スタンプや画像は保存されず、復元もできません。
ですが、「どうしてもこのトークだけは消したくない」という場合に、テキストだけでも残しておけるので、覚えておくと安心ですよ。
どうしてもLINEのバックアップが終わらない場合の問い合わせ先
ここまで紹介したすべての方法を試しても、どうしてもバックアップが完了しないこともあります。
その場合は、LINEアプリやサーバー側に何らかの問題が発生している可能性も考えられます。
自分で解決するのが難しいと感じたら、LINEの公式サポートに問い合わせてみましょう。
不具合の状況をできるだけ詳しく伝えることが、スムーズな解決につながります。
LINEへの問い合わせ方法
- LINEの「設定」から「ヘルプセンター」を開きます。
- 「お問い合わせ」を選択すると、専用のフォームが開きます。
- 問題が発生している状況(いつから、何%で止まるか、試したことなど)を具体的に入力して送信してください。
公式のサポートから返信が来るまでには時間がかかることもありますが、専門の担当者が対応してくれます。
最終手段として、こちらに相談してみるのが一番確実な方法です。
まとめ:LINEバックアップが止まったら落ち着いて原因を確認しよう
この記事では、LINEのバックアップが30%などで止まってしまう原因と、その対処法について詳しく紹介しました。
バックアップが終わらない主な原因は、iCloudやGoogleドライブの容量不足、不安定なWi-Fi環境、またはLINEアプリ自体に溜まったキャッシュデータです。
まずはスマホやWi-Fiルーターの再起動を試し、次にクラウドの空き容量を確認・確保してみましょう。
それでも解決しない場合は、LINEアプリのキャッシュ削除や、OSのアップデートも有効な手段です。
機種変更を控えているなど、どうしてもバックアップが必要な場合は、最終手段としてPC版LINEでテキスト履歴を保存する方法や、LINEの公式サポートへの問い合わせも検討してください。
焦らず一つずつ原因を確認すれば、大切なトーク履歴をしっかり守ることができますよ。