Spotifyが急に開かなくなり、お困りのことでしょう。
この問題は、アプリの一時的な不具合や通信環境など、いくつかの簡単な原因で発生していることがほとんどです。
多くの場合、複雑な操作は不要で、この記事で紹介する方法を試せばすぐに解決できます。
この記事のメイントピック
- すぐに試せる7つの基本的な対処法
 - iPhone・PCなどデバイスごとの詳しい直し方
 - サーバー障害の確認方法と問い合わせ先
 
この記事を読めば、ご自身の状況に合った解決策がすぐに見つかります。
原因を一つずつ潰していくことで、やみくもに試す時間をなくし、スムーズに音楽を楽しめる状態に戻すことが可能です。
簡単なステップから順番に紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になって、ご自身の状況と照らし合わせながら試してみてください。
Spotifyが開かない時にまず試すべき7つの対処法
Spotifyが突然開かなくなると、本当に困ってしまいますよね。
でも、慌てないでください。
多くの場合、簡単な対処法で解決することがほとんどです。
まずは、これから紹介する基本的な7つのステップを順番に試してみてください。
まずは基本の4ステップ
アプリや端末の一時的な不具合が原因であることが多いため、こちらから試すのがおすすめです。
- アプリを完全に終了させてから、もう一度開いてみる
 - スマートフォンやパソコン本体を再起動する
 - Wi-Fiやモバイルデータ通信の接続が安定しているか確認する
 - App StoreやGoogle Playストアで、アプリが最新版になっているかチェックする
 
それでもダメなら試したい3ステップ
基本的な方法で解決しない場合は、少し踏み込んだ対処法が必要です。
- アプリ内に溜まったキャッシュデータを削除する
 - スマートフォンのストレージ容量に空きがあるか確認する
 - Spotifyのサーバーで通信障害が起きていないか調べる
 
これらの対処法は、意外と見落としがちなポイントだったりします。
一つずつ確認することで、原因の切り分けにも繋がりますので、焦らずじっくり取り組んでいきましょう。
Spotifyが起動しない・落ちる主な原因とは
Spotifyがうまく動かない原因は、一つだけとは限りません。
考えられる主な原因は、お使いの「アプリ」「端末」「通信環境」の3つのいずれかにあることがほとんどです。
自分の状況がどれに当てはまるか、チェックしてみましょう。
| 原因のカテゴリ | 具体的な内容 | 
|---|---|
| アプリの問題 | ・アプリのバージョンが古い<br>・キャッシュデータが溜まりすぎている<br>・アプリ自体に一時的なバグが発生している | 
| 端末(スマホ・PC)の問題 | ・OSのバージョンが古い<br>・メモリやストレージの容量が不足している<br>・他のアプリとの相性が悪い | 
| 通信環境の問題 | ・Wi-Fiやモバイルデータの電波が弱い<br>・通信制限にかかっている<br>・Spotifyのサーバー側で障害が発生している | 
このように、さまざまな要因が絡み合って不具合を引き起こします。
例えば、アプリのアップデートをしばらくしていなかったり、スマホの空き容量が少なくなっていることはありませんか。
まずはご自身の状況を振り返ってみることが、解決への第一歩になります。
iPhoneやAndroidでSpotifyが反応しない場合の直し方
スマートフォンでSpotifyが開かなくなった場合、最も手軽で効果的なのはアプリの強制終了と再起動です。
バックグラウンドで動いているアプリのプロセスを一度リセットすることで、不具合が解消されることがよくあります。
アプリの強制終了と再起動の手順
お使いの機種によって、操作方法が少し異なります。
iPhone (ホームボタンがないモデル):
画面の下から上にスワイプし、途中で指を止めます。
アプリのプレビューが表示されたら、Spotifyの画面を上にスワイプして終了させます。
iPhone (ホームボタンがあるモデル):
ホームボタンを素早く2回押します。
アプリのプレビューが表示されたら、Spotifyの画面を上にスワイプして終了させましょう。
Android:
機種により異なりますが、一般的には画面下部のナビゲーションバーから履歴ボタン(四角いアイコンなど)をタップし、Spotifyのアプリを上にスワイプして終了させます。
それでも改善しない場合は
アプリの強制終了で直らない時は、端末本体の再起動を試してください。
電源を一度完全にオフにしてから、再びオンにするだけで、多くのトラブルが解決に向かいます。
PC版のSpotifyが立ち上がらない時の解決策
パソコンでSpotifyが開かない時は、スマホとは少し違うアプローチが必要です。
WindowsやMacでは、アプリを閉じても見えないところで動き続けていることがあり、それが原因で起動トラブルが起きることがあります。
タスクマネージャーで完全に終了させる
まずは、Spotifyがバックグラウンドで動いていないか確認し、完全に終了させてみましょう。
Windowsの場合:
- 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押してタスクマネージャーを開きます。
 - 「プロセス」タブの中から「Spotify」を見つけます。
 - 「Spotify」を選択し、右下の「タスクの終了」をクリックしてください。
 
Macの場合:
- 「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」から「アクティビティモニタ」を起動します。
 - 一覧から「Spotify」を探します。
 - 「Spotify」を選択し、左上の「×」ボタンをクリックして終了させましょう。
 
この操作の後に再度Spotifyを起動すると、問題なく開くことがあります。
それでもダメな場合は、パソコン自体の再起動も有効な手段です。
Spotifyのサーバー障害や通信障害を確認する方法
自分のスマホやPCに問題がないのにSpotifyが開かない場合、Spotify側で問題が発生している可能性を疑いましょう。
サーバー障害や通信障害が起きている時は、私たちユーザー側でできることは残念ながらありません。
復旧を待つしかないので、まずは状況を確認することが大切です。
X(旧Twitter)でリアルタイム情報を確認する
一番手軽なのは、Xで他の人の状況を調べる方法です。
「Spotify 障害」「Spotify 開かない」といったキーワードで検索してみてください。
同じような状況の人がたくさん投稿していれば、サーバー障害の可能性が高いと判断できます。
公式のステータスページをチェックする
Spotifyは、サービスの稼働状況をお知らせする公式ページ「Spotify Status」を用意しています。
英語のサイトですが、「All systems operational」と表示されていれば正常に稼働している証拠です。
何か問題があれば、このページで告知されます。
これらの方法で障害が確認された場合は、少し時間を置いてから再度アクセスしてみましょう。
Spotifyを再インストールするとプレイリストは消えるのか
いろいろ試しても改善しない時の最終手段が、アプリの再インストールです。
でも、「再インストールしたら、今まで作った大切なプレイリストが消えちゃうんじゃ…」と心配になりますよね。
安心してください。再インストールしても、あなたのプレイリストや「いいね」した曲が消えることはありません。
データはアカウントに保存されている
プレイリストやお気に入りの曲といったデータは、スマホやPCの中ではなく、Spotifyのアカウント情報と一緒にインターネット上のサーバーに保存されています。
そのため、アプリを一度削除しても、同じアカウントでログインし直せば、データは元通りに表示されます。
再インストールで消えるもの
ただし、一部消えてしまうデータもあります。
それは、オフライン再生のために「ダウンロードした楽曲」です。
再インストール後は、これらの楽曲をもう一度ダウンロードし直す必要があります。
モバイルデータ通信量を節約するためにも、Wi-Fiに接続している環境で再ダウンロードを行うのがおすすめです。
データ消失の心配はありませんので、最終手段として安心して再インストールを試せます。
Spotifyのキャッシュを削除する方法とその効果について
Spotifyの動作が重い、曲の読み込みが遅い、そしてアプリが開かないといった不具合は、「キャッシュ」が原因かもしれません。
キャッシュを削除すると、アプリの動作が軽快になり、多くのトラブルが解消される可能性があります。
キャッシュとは?
キャッシュとは、アプリが一度読み込んだ情報を一時的に保存しておくデータのことです。
次回同じ情報を表示する際に素早く表示させるための仕組みですが、このデータが溜まりすぎると、かえってアプリの動作を邪魔してしまうことがあります。
キャッシュ削除の簡単な手順
キャッシュの削除は、Spotifyアプリの中から簡単に行えます。
- Spotifyアプリを開き、ホーム画面右上の歯車マーク(設定)をタップします。
 - 「ストレージ」という項目を選択してください。
 - 「キャッシュを削除」というボタンがあるので、これをタップします。
 
たったこれだけで、不要なキャッシュデータが削除されます。
この操作で、あなたがダウンロードした楽曲や作成したプレイリストが消えることは一切ないので、安心してください。
定期的にキャッシュを削除することは、Spotifyを快適に使い続けるための大切なメンテナンス作業といえます。
オフラインモードの設定が原因でSpotifyが使えない時の確認点
インターネットには問題なく繋がっているはずなのに、なぜかSpotifyで曲が再生できない。
そんな時は、「オフラインモード」になっていないか確認してみてください。
意図せずこのモードに切り替わっていることが、トラブルの原因かもしれません。
オフラインモードとは?
オフラインモードは、モバイルデータ通信を使わずに、事前にダウンロードしておいた楽曲だけを聴くための機能です。
電波の届かない場所や、通信量を節約したい時にとても便利です。
しかし、この設定がオンになっていると、Wi-Fiに接続していても新しい曲をストリーミング再生することはできません。
設定の確認と解除方法
オフラインモードになっていないか、設定画面で確認してみましょう。
- Spotifyアプリのホーム画面右上の歯車マーク(設定)をタップします。
 - 「再生」という項目を探して選択してください。
 - 「オフラインモード」というスイッチがオン(緑色など)になっていたら、タップしてオフに切り替えます。
 
特に機内モードを使った後などに、自動でオフラインモードに切り替わってしまうことがあります。
「ネットは繋がるのになぜ?」と感じたら、まずこの設定を疑ってみるのがおすすめです。
何を試してもSpotifyが開かない時の問い合わせ先
これまで紹介したすべての対処法を試しても、まったく問題が解決しない。
そんな時は、Spotifyの公式サポートに直接問い合わせてみましょう。
あなたのアカウント特有の問題や、まだあまり知られていない不具合が発生している可能性も考えられます。
公式サポートへの連絡方法
Spotifyに問い合わせる方法は、いくつか用意されています。
- Spotifyのサポートサイトから問い合わせる
 - 公式のX(旧Twitter)アカウント「@SpotifyCaresJP」に質問する
 
サポートサイトにはよくある質問(FAQ)も充実しているので、問い合わせる前に一度確認してみるのも良いでしょう。
問い合わせる時に伝えること
問題をスムーズに解決してもらうためには、できるだけ詳しい情報を伝えることが大切です。
こちらの情報をまとめておくと、やり取りがスムーズに進みます。
- 使っているデバイスの機種名(例:iPhone 15、Windows 11搭載PCなど)
 - Spotifyアプリのバージョン
 - いつから、どんな操作をすると問題が起きるか
 - エラーメッセージが表示される場合はその内容
 - すでに試した対処法のリスト
 
困った時は一人で悩まず、専門のサポートに頼るのが解決への一番の近道です。
まとめ:Spotifyが開かない・落ちる時は焦らず原因を切り分けよう
本記事では、Spotifyが起動しない、つながらないといった問題の原因と、具体的な対処法を紹介しました。
Spotifyが開かない原因の多くは、アプリ、お使いのスマホやPC、または通信環境にあります。
まずはアプリや端末の再起動といった簡単な方法から試してみてください。
それでも改善しない場合は、キャッシュの削除やアプリの再インストールが有効です。
再インストールしても、あなたのアカウントに紐づくプレイリストが消えることはないので安心してください。
また、ご自身の環境に問題がないのに再生できない場合は、サーバー障害の可能性も考えられます。
公式の発表やSNSで情報を確認する習慣も大切です。
この記事で紹介した手順を一つずつ確認することで、ほとんどのトラブルは解決できるはずです。
快適な音楽ライフを取り戻す手助けになれば幸いです。