iPhoneボイスメモで連続再生する方法!プレイリスト作成でリピートも簡単


iPhoneのボイスメモは、少し工夫するだけで音楽のように連続再生できます。

標準のボイスメモアプリ単体ではリピート機能しかありませんが、同じく標準アプリの「ミュージック」と連携させることで、複数のファイルを自動で再生させることが可能です。

この記事のメイントピック

  • ミュージックアプリでプレイリストを作成して連続再生を実現する方法
  • 一つのファイルだけを繰り返し聞きたい場合のリピート再生設定
  • 連続再生がうまくいかない時の原因と具体的な対処法

この記事を最後までお読みいただくことで、面倒な手動再生から解放されます。

語学学習や会議の議事録確認といった作業の効率が格段にアップしますので、ぜひ試してみてください。

目次

iPhoneのボイスメモで連続再生する最も簡単な公式の方法

iPhoneのボイスメモアプリには、実は複数のファイルを自動で「連続再生」する専用のボタンや設定がありません。

一つのファイルが終わると、再生はそこで止まってしまうのが基本の動きです。

では、どうすれば良いのでしょうか。

最も簡単で、アプリの標準機能だけでできる方法は、再生リストの中から次のファイルを自分でタップすることです。

  1. まず、連続で聞きたい最初のボイスメモを再生します。
  2. 画面下部には、同じフォルダに入っている他のボイスメモの一覧が表示されます。
  3. 一つ目の再生が終わるタイミングや、終わった直後に、次に聞きたいファイルをタップします。

こうすることで、手動ではありますが、途切れることなく次の音声を聞き進めることができます。

とても原始的な方法に見えますが、これがボイスメモアプリ単体でできる一番シンプルな公式の方法なのです。

もっと本格的に、何もしなくても次々に再生されるようにしたい場合は、この後の手順を試してみてくださいね。

【準備】連続再生したいボイスメモを一つのフォルダにまとめる手順

本格的な連続再生の設定をする前に、とても大切な準備があります。

それは、連続で聞きたいボイスメモのファイルを、あらかじめ一つのフォルダに整理しておくことです。

このひと手間を加えておくだけで、後の作業がとてもスムーズになりますよ。

新しいフォルダの作り方とファイルの移動方法

フォルダ分けは、ボイスメモアプリの中で簡単に行うことができます。

  1. ボイスメモアプリを開き、右下のフォルダのアイコンがついた「新規フォルダ」をタップします。
  2. フォルダの名前を入力します。(例:「語学レッスン」「7月定例会議」など)
  3. 「すべての録音」に戻り、フォルダに入れたいファイルを一つ選び、左にスワイプします。
  4. 青いフォルダのアイコンが出てくるので、それをタップします。
  5. 先ほど作成したフォルダを選べば、移動は完了です。

複数のファイルをまとめて移動させたい場合は、右上の「編集」をタップしてから、ファイルを選んで移動させることもできます。

まずはこの準備を済ませておきましょう。

【実践】ミュージックアプリでプレイリストを作成して連続再生を実現する方法

iPhoneに最初から入っている「ミュージック」アプリを使えば、ボイスメモの完璧な連続再生が実現できます。

少し手順はありますが、一度設定してしまえば、普通の音楽のようにボイスメモを自由に楽しめるようになりますよ。

この方法には、パソコン(MacまたはWindows)が必要になります。

ステップ1:ボイスメモをパソコンと同期する

まず、iPhoneの中にあるボイスメモを、パソコンのミュージックライブラリに認識させます。

  1. iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。
  2. Macの場合は「Finder」、Windowsの場合は「iTunes」を開きます。
  3. サイドバーからお使いのiPhoneの名前を選択します。
  4. 上部にあるメニューから「ミュージック」を選びます。
  5. 「ミュージックを“(iPhone名)”と同期」にチェックを入れ、「ボイスメモを含める」にもチェックを入れます。
  6. 最後に右下の「適用」または「同期」ボタンをクリックします。

ステップ2:iPhoneでプレイリストを作成する

同期が終わったら、iPhoneのミュージックアプリで操作します。

  1. ミュージックアプリを開き、「ライブラリ」から「プレイリスト」を選びます。
  2. 「新規プレイリスト」をタップし、好きな名前をつけます。
  3. 「ミュージックを追加」を選び、検索窓にボイスメモのファイル名の一部を入力して検索します。
  4. 同期したボイスメモが表示されるので、プレイリストに入れたいものを全て選んで追加しましょう。

これで、あなただけのボイスメモプレイリストが完成です。

再生すれば、何もしなくてもファイルが順番に再生されますよ。

一つのファイルだけを繰り返し聞きたい場合のリピート再生設定

複数のファイルを連続再生するのではなく、「このファイルだけを何度も繰り返し聞きたい」という場面もありますよね。

例えば、語学のフレーズを覚えたり、大事な会議の発言を正確に聞き取りたい時などです。

この「リピート再生」は、ボイスメモアプリ内でとても簡単に設定できます。

単一ファイルのリピート設定はこちらです

  1. リピート再生したいボイスメモのファイルを開いて、再生画面を表示させます。
  2. 再生・停止ボタンの下あたりにある「…」(三点リーダー)のアイコンをタップします。
  3. メニューが表示されるので、その中から「再生設定」を選びます。
  4. 再生速度などを調整する画面に、円を描く矢印の「リピート」アイコンがあります。
  5. このリピートアイコンをタップして青色に変えれば、設定は完了です。

この設定をしておくと、ファイルの再生が終わると自動的に最初に戻り、何度でも繰り返し再生してくれます。

解除したい時も、同じ手順でリピートアイコンをもう一度タップするだけです。

ボイスメモの連続再生がうまくいかない時の原因と対処法

手順通りにやったはずなのに、なぜかうまく連続再生できない、ということもあります。

そんな時は、いくつかの原因が考えられますので、落ち着いて確認してみましょう。

主な原因とその対処法はこちらです。

パソコンと同期できていない

USBケーブルがしっかり接続されているか確認します。

FinderやiTunesで「ボイスメモを含める」にチェックが入っているか、もう一度見直してみましょう。

ミュージックアプリにファイルが表示されない

同期が完了した直後は、アプリに反映されるまで少し時間がかかる場合があります。

一度ミュージックアプリを完全に終了させてから、もう一度開いてみてください。

iOSやmacOSが古い

お使いのiPhoneやMacのOSが古い場合、画面の表示や手順が異なることがあります。

可能であれば、最新バージョンへのアップデートを検討してみましょう。

ファイル名がわからず検索できない

ボイスメモのファイルは、録音した場所の名前や「新規録音」といった名前になっています。

あらかじめボイスメモアプリでファイル名を分かりやすいものに変更しておくと、後で探しやすくなります。

慌てずに一つずつチェックすれば、解決策が見つかるはずです。

Macでボイスメモを連続再生するもっと手軽なやり方

もしあなたがMacを使っているなら、iPhoneだけで操作するよりも、もっと手軽にボイスメモの連続再生ができます。

iPhoneとMacで同じApple IDを使っていれば、ボイスメモはiCloud経由で自動的に同期されているはずです。

この機能を使えば、面倒なプレイリスト作りをしなくても、すぐに連続再生を始められます。

Macのボイスメモアプリで「次に再生」を使う

Macのボイスメモアプリには、再生リストを一時的に作れる便利な機能があります。

  1. Macで「ボイスメモ」アプリを開きます。
  2. 左のサイドバーから、連続再生したいファイルが入っているフォルダを選びます。
  3. キーボードの「command (⌘)」キーを押しながら、連続で聞きたいファイルを順番にクリックして複数選択します。
  4. 選択したファイルの上で右クリック(またはcontrolキー+クリック)します。
  5. 出てきたメニューから「次に再生」を選びます。

これだけで、選択したファイルが順番通りに連続で再生されるリストが作成されます。

iPhoneでプレイリストを作るより、ずっと直感的でスピーディーですよね。

文字起こしが捗る!ボイスメモの再生速度を変更する方法

会議やインタビューの音声を文字に起こす作業は、とても時間がかかって大変ですよね。

そんな時にぜひ使ってほしいのが、ボイスメモアプリに標準で搭載されている「再生速度の変更機能」です。

この機能を使えば、音声をゆっくり再生できるので、聞き取りやタイピングが格段に楽になります。

再生速度の調整方法

操作はとても簡単です。

  1. 文字起こししたいボイスメモの再生画面を開きます。
  2. 画面の左下にある、3本のスライダーのような見た目の「設定」アイコンをタップします。
  3. 「再生速度」というスライダーが表示されます。
  4. スライダーを左の亀のマークの方へ動かすと、再生速度が遅くなります。(最大0.5倍速)
  5. 逆に右のウサギのマークへ動かすと、早送り再生もできます。(最大2倍速)

少しゆっくりにするだけで、聞き逃しが減り、作業効率がぐっと上がります。

連続再生のテクニックと組み合わせることで、長時間の文字起こしもスムーズに進められますよ。

標準機能で満足できない人におすすめの代替アプリの紹介

これまで紹介してきた方法は、iPhoneの標準アプリを活用するものでした。

ですが、「パソコンと同期するのは面倒」「もっと簡単にプレイリストを作りたい」と感じる方もいるかもしれません。

そんな時は、ボイスメモの機能を強化した、サードパーティ製の高機能な録音アプリを試してみるのも一つの手です。

App Storeには、標準アプリにはない便利な機能を持ったアプリがたくさんあります。

こんなアプリがおすすめです

こちらのような特徴を持つアプリを探してみると、あなたのやりたいことが見つかるかもしれません。

スクロールできます
アプリの機能例こんな人に便利
アプリ内プレイリスト作成機能パソコンを使わず、iPhoneだけで連続再生リストを作りたい人。
タグ付け・マーキング機能長い録音データの中で、重要な部分に印をつけて後から聞き直したい人。
クラウドサービスとの連携録音したデータを、自動でDropboxやGoogleドライブに保存したい人。

有料のアプリもありますが、無料でも高機能なものがたくさんリリースされています。

レビューなどを参考に、ご自身の使い方に合ったアプリを探してみてはいかがでしょうか。

まとめ:ボイスメモの連続再生を活用して作業をもっと快適に

この記事では、iPhoneのボイスメモを連続再生するための具体的な方法をご紹介しました。

標準アプリだけでは連続再生できないと思われがちですが、ミュージックアプリを使えば簡単にプレイリスト化できることがお分かりいただけたかと思います。

最後に、今回の重要なポイントを振り返っておきましょう。

  • 連続再生はミュージックアプリで実現
    パソコン(Mac/Windows)を使い、ボイスメモのファイルをミュージックアプリと同期させ、プレイリストを作成するのが最も確実な方法です。
  • 1曲リピートはアプリ内で完結
    一つのファイルだけを繰り返し聞きたい場合は、ボイスメモアプリ内の再生設定から簡単にリピート再生が可能です。
  • フォルダ分けが作業効率化のカギ
    連続再生したいファイルをあらかじめ一つのフォルダに整理しておくことで、後のプレイリスト作成や管理がぐっと楽になります。
  • うまくいかない時は同期設定を確認
    もし連続再生ができない場合は、iCloudやケーブルでの同期設定が正しく行えているか、もう一度確認してみてください。

これらの方法を活用して、ボイスメモをもっと便利に、そして快適に使ってみてくださいね。


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この記事を書いた人

iPhone・Android・iPad・Mac・Windowsのすべての主要端末を自分で保有し、それぞれの違いや使いこなし方を実際に検証しながら記事を執筆しています。

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