Safariで特定のサイトだけが開けず、表示されない問題は、多くの場合ご自身のiPhoneやMacの簡単な設定見直しで解決します。
通信環境の一時的な不調や、溜まった閲覧データが原因になっていることがほとんどだからです。
難しい操作は必要なく、多くは数分で試せるものばかりですよ。
この記事のメイントピック
- まず試すべき5つの簡単な対処法
- キャッシュ削除や機能拡張など原因別の詳しい直し方
- どうしても開かない場合の最終チェックポイント
この記事を読めば、なぜサイトが開かないのか原因を切り分け、ご自身で問題を解決する手順がわかります。
一つずつ確認して、悩みをサクッと解消しましょう。
Safariで特定のサイトが開かない時にまず試すべき5つの簡単な対処法
Safariでいつも見ているサイトが急に開かなくなると、焦ってしまいますよね。
でも、難しい設定をいじる前に、まずは試してほしい簡単な方法がいくつかあります。
意外とこれだけで、あっさり解決することが多いんですよ。
原因を探る第一歩にもなるので、上から順番にチェックしてみてください。
まず試したい5つのこと
- ページの再読み込みをする
- Safariのアプリを一度閉じて、もう一度開いてみる
- iPhoneやMacの電源を入れ直す
- Wi-Fiを一回オフにして、またオンにする
- 機内モードをオンにして、すぐにオフに戻す
これらは、スマホやパソコンのちょっとした不調をリセットしてくれるおまじないのようなものです。
特に、ページの再読み込みや端末の再起動は、一時的なエラーを解消するのにとても効果があります。
まずは落ち着いて、これらの基本的な操作から試してみてくださいね。
サイトが開かない原因はどれ?iPhone・Mac別の症状切り分け方法
簡単な対処法で解決しない場合、次はどこに問題があるのかを探っていきましょう。
特定のサイトだけが開けない原因は、大きく分けて「お使いの端末(iPhoneやMac)」、「インターネット環境」、「サイト側」の3つが考えられます。
原因がわかれば、正しい対処ができますよね。
簡単なテストで、原因の切り分けをしてみましょう。
iPhoneでの切り分け方法
- Wi-Fiに繋いでいるなら一度切って、モバイルデータ通信(4Gや5G)でサイトが開けるか試してみる。
- 逆にモバイルデータ通信を使っているなら、安定したWi-Fiに繋いで試してみましょう。
- Chromeなど、Safari以外の別のブラウザアプリで同じサイトが開けるか確認します。
Macでの切り分け方法
- 可能であれば、家のWi-Fiではなく、スマートフォンのテザリングなど別のネットワークでサイトが開けるか試す。
- Chromeなど、Safari以外のブラウザでサイトが開けるか確かめてください。
この切り分けで、もし他のブラウザや他の通信方法でサイトが開けたら、原因はSafariの設定にある可能性が高いです。
もし何をやっても開かなければ、サイト側の問題かもしれません。
溜まったキャッシュや履歴が原因でサイトが開かない場合の削除手順
Safariは、一度訪れたサイトの情報を「キャッシュ」として一時的に保存しています。
これは次に同じサイトを開くときに、表示を速くするための仕組みなんです。
でも、この保存されたデータが古くなったり壊れたりすると、逆にサイトの正しい表示を邪魔してしまうことがあります。
そんな時は、キャッシュや履歴のデータを一度お掃除してあげましょう。
iPhoneでデータを削除する手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 少し下にスクロールして「Safari」をタップしてください。
- 「履歴とWebサイトデータを消去」という青い文字をタップします。
- 確認画面が出るので、もう一度「履歴とデータを消去」を押せば完了です。
Macでデータを削除する手順
- Safariを開いた状態で、画面上部のメニューバーから「履歴」をクリックします。
- 一番下にある「履歴を消去」を選んでください。
- 消去する期間を選べるので、「すべての履歴」を選択して「履歴を消去」ボタンを押します。
この操作で、多くの表示トラブルが改善されるはずです。
ただし、ログイン情報などもリセットされることがあるので、その点だけ覚えておいてくださいね。
Safariの機能拡張やコンテンツブロッカーが干渉していないか確認する方法
広告を非表示にしたり、便利な機能を追加したりする「機能拡張」や「コンテンツブロッカー」を入れていますか?
実は、これらの便利なツールが、特定のサイトの表示を間違って邪魔してしまうことがあるんです。
サイトの必要なプログラムまでブロックしてしまい、「開けない」という状況を引き起こすんですね。
一度、これらの機能をオフにして、サイトが見られるか確認してみましょう。
iPhoneで機能拡張をオフにする手順
- 「設定」アプリから「Safari」を選びます。
- 「機能拡張」という項目をタップしてください。
- リストにある機能拡張のスイッチを、一つずつオフにしていきます。
- オフにするたびにSafariに戻り、サイトが開けるか試してみましょう。
Macで機能拡張をオフにする手順
- Safariを開き、メニューバーの「Safari」から「設定」を選びます。
- 出てきたウィンドウの上部にある「機能拡張」タブをクリックします。
- 左側に並んでいる機能拡張のチェックを外して、一時的に無効にします。
- この状態でサイトが開けるか確認してみてください。
もし、どれかの機能をオフにした時にサイトが開けたら、それが原因です。
その機能拡張の設定を見直すか、そのサイトを見るときだけオフにするようにすると良いですよ。
特定のサイトが開かないのはネットワーク設定に問題がある時の見直し方
Safariや端末の設定を見直しても解決しない場合、インターネットの接続設定そのものに原因があるかもしれません。
特に、インターネット上の住所案内の役割をする「DNS」という設定が古い情報を持っていると、うまくサイトにたどり着けないことがあります。
まずは、ご家庭のWi-Fiルーターの再起動を試してみてください。
電源コードを抜いて、1分ほど待ってから再び差し込むだけで、多くのネットワークトラブルが解決します。
それでもダメな場合は、ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。
iPhoneのネットワーク設定をリセットする手順
- 「設定」アプリから「一般」を選びます。
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップしてください。
- 「リセット」を選び、「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
この操作を行うと、保存していたWi-Fiのパスワードなどがすべて消えてしまうので、再度設定が必要になる点だけご注意ください。
Macの場合は、まず別のネットワーク(スマホのテザリングなど)に繋いでみて、サイトが開けるか試すのが簡単な確認方法になります。
セキュリティソフトやファイアウォールが邪魔をしていないか調べる
パソコンやスマートフォンをウイルスから守ってくれるセキュリティソフト。
とても頼りになる存在ですが、時々がんばりすぎて、安全なサイトまで「危ないかも!」と判断してブロックしてしまうことがあります。
もしMacやiPhoneにセキュリティソフトを入れているなら、それが原因ではないか一度確認してみましょう。
確認方法はとても簡単です。
セキュリティソフトが原因か調べる手順
- セキュリティソフトの機能を「一時的に」停止します。
- その状態で、開けなかったサイトにアクセスできるか試してみてください。
- 確認が終わったら、安全のために必ずセキュリティソフトの機能を「オン」に戻しましょう。
もし、ソフトを停止した時にサイトが開けるようなら、それが原因で間違いありません。
その場合は、セキュリティソフトの設定画面を開いてください。
「例外設定」や「許可リスト」といった項目に、開きたいサイトのURLを登録することで、ブロックされなくなります。
設定方法はソフトによって違うので、わからない場合はソフトの名前で検索してみてくださいね。
プライベートブラウズモードでサイトが表示されるか試して原因を特定する
Safariには「プライベートブラウズモード」という機能があります。
これは、閲覧履歴やキャッシュなどのデータを残さずにインターネットを閲覧できるモードです。
実はこの機能、サイトが開けない時の原因究明にとても役立つんですよ。
なぜなら、キャッシュや機能拡張などの影響を受けずに、まっさらな状態でサイトにアクセスできるからです。
プライベートモードで試す方法
- iPhoneの場合:Safari右下の四角が重なったタブボタンを長押しして、「新規プライベートタブ」を選びます。
- Macの場合:Safariの「ファイル」メニューから「新規プライベートウインドウ」を選んでください。
開いたプライベートモードの画面で、問題のサイトにアクセスしてみましょう。
結果からわかること
- もし「開けた」場合:原因は、これまで溜まったキャッシュや、機能拡張にある可能性が非常に高いです。データの削除や機能拡張の見直しを試みてください。
- もし「開けなかった」場合:原因はSafariの設定ではなく、ネットワークの問題やセキュリティソフト、あるいはサイト側の不具合などが考えられます。
このように、プライベートモードで試すだけで、次に何をすべきかの大きなヒントが得られます。
全ての対処法を試しても特定のサイトが開かない場合の最終手段
これまで紹介したすべての方法を試しても、どうしてもサイトが開けない…。
そんな時は、もしかしたら原因はご自身の端末や設定ではないかもしれません。
自分ではどうにもできない問題も考えられますので、最後の手段としてこちらを試してみてください。
サイト側に問題がある可能性
そのサイトのサーバーが一時的にダウンしていたり、不具合が起きているだけの可能性もあります。
- 時間をおいて再アクセスする:数時間後や次の日にもう一度試すと、何事もなかったかのように開けることがあります。
- SNSで検索してみる:サイト名や「見られない」といった言葉でX(旧Twitter)などを検索すると、他の人も同じ状況かどうかわかる場合があります。
サイトの運営元に知らせてみる
もしサイト側の問題が疑われるなら、問い合わせてみるのも一つの手です。
サイトのお問い合わせフォームや公式SNSアカウントに、「Safariからサイトを閲覧できません」と伝えてみましょう。
不具合に気づいていない運営者にとっては、ありがたい情報になることもあります。
最終手段として、iPhoneやMacのOSを最新バージョンにアップデートするのも忘れないでくださいね。
まとめ:Safariでサイトが開けない時はまず簡単な手順で見直そう
この記事では、Safariで特定のサイトが開かない、表示されないといった問題の原因と対処法を、iPhone・Mac別にご紹介しました。
ウェブページが読み込めない時、まずは端末の再起動やページの再読み込みといった、すぐに試せる方法から始めるのが解決への近道です。
それでも改善しない場合は、キャッシュのクリアや機能拡張の一時停止、ネットワーク設定のリセットなどを順番に試してみてください。
多くの場合、これらの手順で問題は解消されるはずです。
もし全ての対処法を試してもサイトが開けない場合は、サイト側に一時的な不具合が発生している可能性も考えられます。
少し時間をおいてから、もう一度アクセスしてみてくださいね。