iPhoneのスタンバイモードは、設定アプリからいつでも簡単にオフにできます。
充電中に意図せず画面が切り替わってしまうのは、故障ではなくスタンバイモードが起動する条件が揃ったためです。
この記事のメイントピックはこちらです。
- スタンバイモードを完全にオフにする具体的な設定手順
- 勝手に起動する原因とすぐにできる対処法
- スタンバイモードが解除できない・横向きにならない時の解決策
この記事を最後まで読むことで、スタンバイモードに関する「なぜ?」「どうすれば?」がスッキリ解決します。
ご自身の使い方に合わせて、自由に設定をコントロールできるようになりますよ。
ぜひ、この記事を参考にしてiPhoneをさらに便利に使ってみてください
iPhoneのスタンバイモードをオフにして常に表示させない設定方法
iPhoneを充電中に横向きにすると自動で表示されるスタンバイモードは、設定アプリから簡単にオフにできますよ。
便利な機能ですが、今は使わないかな、という時もありますよね。
この設定はいつでも切り替えられるので、気軽に試してみてください。
設定アプリからの完全オフ手順
スタンバイモードを完全にオフにするには、こちらの簡単な手順で設定します。
- iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 少し下にスクロールして、「スタンバイ」という項目を見つけてタップします。
- 一番上にある「スタンバイ」の右側にある緑色のスイッチをタップしてオフ(白色)にします。
これだけで設定は完了です。
この設定をしておけば、充電中にiPhoneを横向きに置いてもスタンバイモードが起動することはなくなります。
また使いたくなった時は、同じ手順でスイッチをオンに戻すだけなので簡単ですよ。
iPhoneのスタンバイモードが勝手に起動する原因と今すぐできる対処法
意図していないのにスタンバイモードが勝手に起動してしまうのは、iPhoneが「充電中」で、かつ「横向きに置かれている」という2つの条件が揃ったためです。
これは故障や不具合ではなく、スタンバイモードが起動するための基本的な仕組みなんです。
ちょっとだけスマホを横にしておきたい時などに起動してしまうと、少し煩わしく感じることもありますよね。
勝手に起動する場合の主な原因
スタンバイモードが起動するのは、主にこのような場面です。
- 充電ケーブルを挿したまま、iPhoneを横向きで机やベッドに置いた
- MagSafe対応の充電器に、横向きでくっつけた
- ワイヤレス充電器に、横向きの状態で置いた
これらの条件がそろうと、iPhoneは「スタンバイモードの出番だな」と判断して自動で画面を切り替えてくれます。
今すぐできる簡単な対処法
もし「今はスタンバイモードにならなくていいのに」と感じたら、こちらの方法を試してみてください。
- iPhoneを縦向きに置く
- 一時的に充電ケーブルを抜く
- スタンバイモードの設定を一時的にオフにする
原因は起動条件が揃ってしまったことなので、その条件のどちらかを崩してあげることで、すぐに元の画面に戻すことができますよ。
iPhoneのスタンバイモードが解除できない時に考えられる原因
スタンバイモードがうまく解除できない時は、一時的なシステムの不具合や、設定の見落としが考えられます。
基本的にはiPhoneを持ち上げたり、画面を軽くタップしたりすればすぐに解除されるはずです。
それが反応しないとなると、ちょっと焦ってしまいますよね。
でも、ほとんどの場合は簡単な対処で元に戻るので安心してください。
解除できない時のチェックリスト
もしスタンバイモードが解除できずに困ったら、こちらの点を確認してみてください。
- 一時的なフリーズ:iPhoneが一時的に固まって、操作を受け付けなくなっている状態です。一度サイドボタンを押して画面を消してから、もう一度押してスリープ解除を試みてください。それでもダメな場合は、強制再起動をすると改善することがあります。
- 常時表示がオンになっている:iPhone 14 Proや15 Proなどのモデルでは、「常時表示」がオンだと画面が完全に消えません。これは解除できていないのではなく、ロック画面が表示されている状態なので正常な動作です。
- ソフトウェアの不具合:iOSに一時的な不具合が発生している可能性も考えられます。iPhoneを再起動するか、最新のiOSにアップデートすることで解決する場合があります。
まずは慌てずにiPhoneの再起動から試してみて、それでも改善しない場合はOSのアップデートなどを確認してみましょう。
iPhoneのスタンバイモードの便利な使い方とカスタマイズのやり方
スタンバイモードは、ただ時計を表示するだけではなく、自分好みの情報ボードとして便利に活用できる機能なんです。
ウィジェットを自由に配置できるので、充電中のiPhoneがまるでスマートディスプレイのように早変わりしますよ。
天気やスケジュール、お気に入りの写真を飾るなど、使い方はあなた次第です。
スタンバイモードの3つの表示スタイル
スタンバイモードには、左右にスワイプすることで切り替えられる3つの画面があります。
- ウィジェットビュー:左右に異なるウィジェット(アプリの小窓)を配置できます。カレンダーと時計、天気とリマインダーなど、好きな組み合わせが可能です。
- 写真ビュー:iPhone内の「おすすめの写真」が自動でスライドショー表示されます。旅の思い出などに浸れますね。
- 時計ビュー:画面全体に大きな時計が表示されます。アラームを設定していると、その時間も一緒に表示されて便利です。
ウィジェットを自分好みにカスタマイズする方法
特に便利なのがウィジェットビューのカスタマイズです。
ウィジェットが表示されている画面を長押しすると、ホーム画面の編集と同じように、ウィジェットの追加や削除、並べ替えができます。
よく使うアプリの情報を配置しておけば、充電中にチラッと見るだけで情報が確認できてとてもスムーズになります。
自分だけの便利な情報画面を作って、スタンバイモードをフル活用してみてくださいね。
iPhoneのスタンバイモードでウィジェットを追加・編集する方法
スタンバイモードに表示されるウィジェットは、画面を長押しするだけで、ホーム画面と同じように簡単に追加したり編集したりできます。
直感的に操作できるので、誰でもすぐに自分だけの使いやすい画面を作れますよ。
気分や用途に合わせて、気軽にカスタマイズを楽しんでみてくださいね。
ウィジェットを追加する手順
新しいウィジェットを追加したい時は、こちらのステップで進めてみましょう。
- スタンバイモードのウィジェット画面で、左右どちらかのウィジェットを長押しします。
- 画面がブルっと震えて編集モードに切り替わったら、画面の左上にある「+」マークをタップします。
- 追加したいアプリのウィジェットを選んで、「ウィジェットを追加」をタップすれば完了です。
ウィジェットを削除・並べ替える手順
ウィジェットを削除したい場合は、編集モードの時にウィジェットの左上に出てくる「ー」マークを押すだけです。
並べ替えたい時は、好きなウィジェットを長押ししたまま、好きな位置まで指をスライドさせて離せばOKです。
この方法で、いつでも気軽にウィジェットを整理して、自分にとって一番見やすいスタンバイ画面を作ってみてください。
iPhoneのスタンバイモードで常時表示を切り替える設定
iPhone 14 ProやiPhone 15 Proなど一部のモデルでは、スタンバイモードの画面を常に表示させておくか、時間で消すかを設定できます。
夜寝る時に画面がずっとついていると気になってしまう、という方にはオフにするのがおすすめです。
逆に、いつでも時間や情報を確認したい場合は、オンにしておくと便利ですよ。
常時表示に対応しているiPhoneモデル
スタンバイモードの常時表示が利用できるのは、「常時表示ディスプレイ」を搭載したモデルだけです。
具体的にはこちらのモデルになります。
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
お使いの機種がこれらに当てはまるか確認してみてください。
常時表示をオフにする設定手順
もし常時表示をオフにしたい場合は、設定アプリから簡単に切り替えられます。
- 「設定」アプリを開き、「スタンバイ」をタップします。
- 「ディスプレイ」という項目をタップします。
- 一番上にある「常時表示」のスイッチをタップしてオフ(白色)にします。
この設定をオフにすると、スタンバイモードの画面は約20秒で自動的に消えるようになります。
ご自身の使い方やライフスタイルに合わせて、この設定を見直してみてくださいね。
iPhoneのスタンバイモードが横向きにならない時の確認事項
iPhoneを充電して横向きにしてもスタンバイモードにならない時は、設定がオフになっていたり、画面の向きがロックされていたりする可能性があります。
いくつかの基本的な設定を確認すれば、ほとんどの場合は解決するので安心してくださいね。
あれ?と思ったら、まずはこれから紹介するポイントをチェックしてみましょう。
最初に確認したい3つのポイント
スタンバイモードが起動しない場合、まずはこちらの3つを確認してみてください。
- スタンバイモードの設定がオンか:まず基本として、「設定」アプリ→「スタンバイ」と進み、一番上のスイッチがオン(緑色)になっているか確認しましょう。
- 画面の向きのロックが解除されているか:コントロールセンターを開いて、鍵マークに矢印がついたアイコンが赤くなっていないか見てみましょう。もし赤くなっていたら、それが「画面縦向きロック」がかかっている状態なので、タップしてオフにしてください。
- iPhoneが充電中であるか:スタンバイモードは、iPhoneが電源に接続されている時にだけ利用できる機能です。充電ケーブルがしっかり挿さっているか、ワイヤレス充電器に置かれているかを確認しましょう。
この3つのポイントを確認するだけで、多くの場合スタンバイモードが正常に起動するようになりますよ。
iPhoneのスタンバイモードで時計が赤く表示されるのはなぜ
スタンバイモード中に時計やウィジェットが赤っぽく表示されるのは、iPhoneが「夜間モード」になっているサインです。
これは故障やエラーではなく、周りが暗い時に自動で切り替わる正常な機能なんですよ。
初めて見ると少し驚くかもしれませんが、実は目に優しい配慮なんです。
夜間モードが起動する条件
夜間モードは、iPhoneに搭載されている光センサーが「周りが暗い」と判断した時に自動で起動します。
例えば、部屋の電気を消して寝る準備をした時などがそうですね。
画面の色を眩しすぎない赤色系の表示に変えることで、暗闇に慣れた目に負担をかけずに時間などを確認できるようにしてくれているのです。
夜間モードだけをオフにする設定はある?
現在のところ、この夜間モードの機能だけを個別にオフにする設定項目はありません。
夜間モードの赤い表示がどうしても気になる場合は、スタンバイモード自体の設定をオフにする必要があります。
とはいえ、これは睡眠の邪魔をしないようにという便利な機能です。
赤い表示は「目に優しくなっていますよ」という合図なので、ぜひ安心して使ってみてくださいね。
iPhoneのスタンバイモードに対応しているモデルとOSのバージョン
スタンバイモードは、iOS 17から追加された新しい機能で、このOSにアップデートできるすべてのiPhoneで利用できます。
つまり、比較的新しいモデルのiPhoneを使っていれば、ほとんどの場合この機能を楽しむことができるんですよ。
自分のiPhoneで使えるかどうか、ここでしっかり確認しておきましょう。
利用可能なiPhoneモデル一覧
スタンバイモードが使えるのは、iOS 17に対応しているこちらのiPhoneモデルです。
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XS、iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone SE (第2世代以降)
結構前のモデルから対応しているのが嬉しいポイントですね。
必要なiOSのバージョン
この機能を使うためには、お使いのiPhoneのOSが「iOS 17」以降である必要があります。
バージョンの確認は、「設定」アプリ→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行えます。
もしバージョンが古い場合は、ここから最新のiOSにアップデートすることでスタンバイモードが使えるようになります。
お使いのiPhoneを最新の状態にして、便利なスタンバイモードを活用してみてくださいね。
まとめ:iPhoneのスタンバイモードを理解して快適に使いこなそう
この記事では、iPhoneのスタンバイモードを解除する方法から、勝手に起動する原因、便利なカスタマイズまで幅広くお伝えしました。
最後に、今回の重要なポイントを振り返っておきましょう。
こちらです。
- スタンバイモードを完全にオフにしたい時は「設定」アプリからいつでも切り替えが可能です。
- 勝手に起動するのは「充電中」で「横向き」という条件が揃ったためで、故障ではありません。
- 常時表示のオン・オフ設定や、夜間に時計が赤くなるのは仕様なので、慌てずに設定を見直すことが大切です。
- ウィジェットをカスタマイズすれば、時計やカレンダーを表示する便利な情報ディスプレイとしても活用できます。
これらの設定や使い方をマスターして、スタンバイモードをあなたの生活に合わせてより快適にコントロールしてくださいね。