iPhoneのボイスメモが転送できない原因は?長い録音をLINEやPCへ送る簡単な方法


iPhoneのボイスメモが転送できない主な原因は、ファイルサイズの上限や通信環境にあります。

しかし、AirDropやクラウドサービスといった適切な方法を選べば、長い録音データでも問題なく共有できます。

この記事のメイントピック

  • ボイスメモが転送できない5つの原因と今すぐできる対処法
  • LINEやGoogleドライブを使って他の人とファイルを共有する手順
  • 容量が大きい長時間の録音データをパソコンに保存する確実な方法

この記事を最後まで読めば、ボイスメモの転送で失敗する原因が明確にわかります。

そして、状況に応じて最適な共有方法を選べるようになり、大事な録音データをスムーズにやり取りできるようになります。

もうファイルの転送で悩まないために、ぜひ参考にしてください。

目次

iPhoneのボイスメモが転送できない時に考えられる5つの原因と対処法

iPhoneのボイスメモが転送できない時、その原因は主にファイルの大きさや通信環境にあります。

慌てずに原因を一つずつチェックすれば、ほとんどの場合は解決できますよ。

まずは、なぜ転送できないのか、考えられる原因を見ていきましょう。

転送できない時の主な原因

ボイスメモを送れない場合、こちらの5つの原因が考えられます。

  1. 録音時間が長く、ファイルサイズが大きすぎる
  2. Wi-Fiやモバイル通信の電波が不安定
  3. AirDropの受信設定がオフになっている
  4. iPhoneの一時的な不具合
  5. iCloudの同期設定が間違っている

特に、メールやLINEで送ろうとして失敗するのは、ファイルサイズが上限を超えているケースがほとんどです。

まずはiPhoneを再起動してみて、それでもダメなら通信環境や共有方法を見直してみるのがおすすめです。

iPhoneのボイスメモをAirDropやメールで簡単に転送する手順

iPhoneに標準で入っている機能を使えば、ボイスメモはとても簡単に転送できます。

近くにいる相手なら「AirDrop」、離れた相手には「メール」が手軽な方法です。

どちらも数回のタップで操作が完了しますよ。

AirDropで転送する手順

Macや他のiPhoneに送るなら、AirDropが一番早くて確実です。

  1. ボイスメモアプリを開き、送りたいファイルを選びます。
  2. 「…」ボタンをタップし、次に「共有」を選択してください。
  3. 共有メニューの中から「AirDrop」をタップします。
  4. 送りたい相手のアイコンが表示されたら、それをタップすれば転送が始まります。

もし相手が表示されない時は、相手のコントロールセンターでAirDropの受信設定を「すべての人」にしてもらうと、うまくいくことが多いです。

メールで転送する手順

メールで送る場合は、ファイルサイズに注意が必要です。

同じように共有メニューを開いたら、今度は「メール」アプリを選びます。

自動で新規メールの画面が立ち上がり、ボイスメモのファイルが添付されるので、宛先を入力して送信すれば完了です。

ただし、録音時間が長いとファイルが大きくなりすぎて送れないことがあるので、その点は覚えておいてくださいね。

LINEやGoogleドライブを使ってボイスメモを他の人と共有する方法

普段から使い慣れているLINEや、大容量のファイルも扱えるGoogleドライブを使っても、ボイスメモは共有できます。

送る相手やファイルの大きさに合わせて、最適な方法を選んでみましょう。

手軽さならLINE、確実性ならGoogleドライブがおすすめです。

LINEでボイスメモを送る手順

友達とのやり取りなら、LINEで送るのが一番簡単かもしれませんね。

  1. ボイスメモの共有メニューを開き、アプリ一覧から「LINE」を選択します。
  2. 送信先の友だちやグループを選んで「転送」をタップすれば完了です。

とても簡単ですが、LINEで送れる音声ファイルは5分以内という制限があります。

長い会議の録音などを送りたい時には、別の方法を試しましょう。

Googleドライブで共有する手順

長時間のボイスメモを送るなら、Googleドライブのようなクラウドサービスが最適です。

  1. 共有メニューから「ドライブ」アプリを選択します。
  2. ファイル名などを確認して、右上の「アップロード」をタップします。
  3. アップロードが終わったら、Googleドライブアプリを開き、該当のファイルの「…」メニューから「リンクをコピー」します。
  4. コピーしたリンクをメールやLINEで相手に送れば、相手はそのリンクから音声ファイルを聞いたり、ダウンロードしたりできます。

iPhoneのボイスメモをパソコン(Windows/Mac)に保存するための確実な手順

大事なボイスメモは、バックアップのためにパソコンへ転送しておくと安心です。

iCloudを使えば、iPhoneとパソコンをケーブルで繋がなくても、自動でファイルを同期させることができます。

MacでもWindowsでも、簡単な設定ですぐに使えるようになりますよ。

Macのパソコンに保存する方法

Macを使っている場合、設定はとてもシンプルです。

  1. iPhoneとMacの両方で、同じApple IDでiCloudにサインインしておきます。
  2. iPhoneの「設定」アプリを開き、「(自分の名前)」→「iCloud」の順に進みます。
  3. 「iCloudを使用しているApp」の中から「ボイスメモ」のスイッチをオンにします。
  4. Mac側でも同様に、システム設定のiCloudで「ボイスメモ」をオンにします。

これだけで、iPhoneで録音したボイスメモが、自動的にMacのボイスメモアプリにも表示されるようになります。

Windowsのパソコンに保存する方法

Windowsの場合は、専用のソフトを一つ入れるだけです。

まず、Microsoft Storeから「iCloud for Windows」というアプリをパソコンにインストールします。

アプリを起動してiPhoneと同じApple IDでサインインし、「iCloud Drive」にチェックを入れてください。

すると、エクスプローラーの中に「iCloud Drive」というフォルダができ、その中の「ボイスメモ」フォルダに音声ファイルが保存されます。

容量が大きい長時間のボイスメモを圧縮せずに転送する簡単な方法

1時間を超えるような長時間のボイスメモは、ファイルサイズが数百MBにもなり、メールやLINEでは転送できません。

音質を落とさずにそのままの状態で送りたい時は、クラウドストレージサービスを利用するのが一番確実な方法です。

この方法なら、相手がファイルを開けないといったトラブルも防げます。

クラウドストレージを使った転送手順

ここでは、無料で使えるGoogleドライブを例に説明します。

  1. まず、iPhoneに「Google ドライブ」アプリをインストールしておきます。
  2. ボイスメモアプリで送りたいファイルを選び、共有ボタンをタップします。
  3. アプリの一覧から「ドライブ」を選択し、画面の指示に従ってアップロードしてください。
  4. アップロードが完了したら、Googleドライブアプリからそのファイルの共有リンクを作成します。
  5. そのリンクを相手に教えれば、相手はいつでもファイルをダウンロードできます。

DropboxやOneDriveなど、他のクラウドサービスでも同じような手順で転送が可能です。

この方法なら、ファイルの容量を気にする必要はほとんどありません。

iCloudでボイスメモが同期されない、パソコンに表示されない時の確認ポイント

iCloudでボイスメモを同期する設定にしたのに、なぜかパソコンにファイルが表示されないことがあります。

そんな時は、いくつかの設定項目を見直してみましょう。

原因は意外と単純な設定ミスだったりすることが多いですよ。

同期されない時に確認したいこと

まずはこちらのポイントをチェックしてみてください。

  • iPhoneとパソコンで同じApple IDを使っていますか?
  • 両方のデバイスでiCloudのボイスメモ同期はオンになっていますか?
  • iCloudストレージに十分な空き容量はありますか?
  • iPhoneは安定したWi-Fiに接続されていますか?

特に見落としがちなのが、Apple IDとWi-Fi接続です。

サインインしているアカウントが違っていたり、モバイルデータ通信の状態だったりすると、同期はうまく行われません。

また、iCloudの無料プラン(5GB)は、写真などでいっぱいになっていることもあります。

「設定」からiCloudの空き容量を確認してみることも大切です。

それでも解決しない場合は、一度iPhoneとパソコンを再起動してみると直ることもあります。

iPhoneのボイスメモ転送に関するよくある質問

ここでは、iPhoneのボイスメモを転送する際によくある疑問について、Q&A形式でお答えします。

ちょっとしたトラブルも、原因がわかればすぐに対処できますよ。

AirDropで送ろうとしても、相手が表示されません。

いくつか原因が考えられます。まず、お互いのiPhoneのWi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認してください。また、相手のAirDropの受信設定が「受信しない」になっていると表示されません。コントロールセンターから受信設定を「連絡先のみ」か「すべての人」に変更してもらいましょう。

ボイスメモをLINEで送ったら、途中で切れてしまいました。

LINEで送信できる音声ファイルは、長さが5分以内という制限があります。そのため、5分を超えるボイスメモを送ると、自動的に最初の5分間だけが切り取られて送信されてしまいます。長いファイルを送りたい場合は、この記事で紹介したGoogleドライブなどのクラウドサービスを利用するのがおすすめです。

パソコンに転送したボイスメモは、どのファイル形式になりますか?

標準設定の場合、ボイスメモは「.m4a」というファイル形式で保存されます。これはAppleが使っている音声ファイルの形式で、多くのパソコンで再生可能です。もし再生できない場合は、VLCメディアプレーヤーのような無料の再生ソフトを試してみてください。

まとめ:iPhoneのボイスメモ転送をマスターしてトラブル解消

この記事では、iPhoneのボイスメモが転送できない時の原因と、状況に応じた様々な転送方法をご紹介しました。

転送がうまくいかない時は、慌てずにファイルサイズや通信環境、各種設定を確認することが大切です。

最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。

  • 転送できない主な原因: ファイルサイズが大きい、通信が不安定、iCloudの同期設定ミスなど。
  • 簡単な転送方法: 近くのApple製品へは「AirDrop」、短いファイルなら「メール」や「LINE」が手軽です。
  • 長いファイルの転送: 「Googleドライブ」などのクラウドサービスを使えば、容量を気にせず共有できます。
  • パソコンへの保存: iCloudで同期設定をしておけば、WindowsでもMacでも自動でバックアップが可能です。

これらの方法を覚えておけば、これからはボイスメモの共有やバックアップで困ることはありません。

目的に合った最適な方法を選んで、iPhoneのボイスメモ機能をフル活用してくださいね。

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この記事を書いた人

iPhone・Android・iPad・Mac・Windowsのすべての主要端末を自分で保有し、それぞれの違いや使いこなし方を実際に検証しながら記事を執筆しています。

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